タイトル:赤首の闘技場 サークル:えのきっぷ
あらすじ 喧嘩別れした父を見返すために剣の修行の旅に出た少女サチはある時人さらいに攫われてしまった。 その後、運ばれた先の国で魔法の首輪で縛られ、剣奴としてコロッセオで戦うことになってしまう。 コロッセオでは8人の手練達を相手に勝ち抜くことができれば自由を取り戻せるが、一度でも負ければその対戦相手の性奴隷にさせられてしまうのだった。 負けの許されない色狂いの闘技場がある街で、己の肉体を賭けて戦う剣士の少女の物語。
システム ・基本はスタンダードなコマンド選択式ターン制バトルです。 ・対戦相手がセクハラ攻撃をしてきます。 また、セクハラをされ続けて絶頂するとどんどん不利になり、最終的には為す術無く犯されます。 ・HPによる戦闘不能以外に、絶頂を繰り返すことによる失神によっても戦闘不能になります。 ・性感攻撃は主に十字キーQTE(クイックタイムイベント)によって回避できます。(主人公の部屋で鈍足化可能) ・スキルはサイコロにセットしてランダムに使用するダイススキル制になります。 ・攻撃を受けるほど鎧が破れていきます。また、絶頂などして隙を見せると敵が脱がしてくることも有ります。 (DLsite.comより引用)
・所謂「負けシチュ」を楽しむゲームです。女の子がピンチになるとチンピクする方にオススメの一本。 負けシチュ大好き勢が大方予想するであろうシチュエーションは一通り網羅した上で意外なところから攻めてくる、作者の心意気を感じます。 また、基本的にゲームを楽しみつつもエロ方面でも満足できるようにストレスフリーなシステムを採用しているところが好印象。 ファストトラベルや面倒くさいチュートリアル・イベントのスキップ機能を備え、「今すぐ犯されろや!」な気の短いあなたにぴったりな降参コマンド付き!
エロシーンは基本的な負けイベントの他に、戦闘中のダメージ等で起きるもの町の中で起こるものなど様々。マルチエンディング採用なのでもちろんエンディングによって発生するイベントもあります。 とにかくいろいろな状況でエロイベントが発生するため町中の探索や戦闘中のイベント探しが飽きない作りなところが素晴らしい。 エロをモチベーションにリプレイ性を高めるという作者の意図が確実に成功しているという点がジーコとしてこの作品いかに優れているかを物語っています。 ゲーム内は朝・昼・晩を5つの時間帯に区切られていて、特定時間帯にしか発生しないイベントもあり、「2周目3周目が楽しみ」という稀有なRPGといえるでしょう。
ゲーム部分についてはオーソドックスなコマンド選択式ターン制バトルに、QTEとダイスロール式のスキルシステムがくっついている感じ。 QTEは成功すると戦闘が有利になるもの、失敗するとエロイベントが発生するものなどが存在します。QTEの受付時間はオプションで任意に設定できるので面倒くさい人は一番遅くすると良いでしょう。 スキルシステムはちょっと特殊で戦闘中にダイスロールを行い、出た目によって発動するスキルが変わるというもの。 予めダイスの目にスキルをセットしておき、それが戦闘中にランダムに発動する…というものなのですが、スキルは同じものを複数取得できるのでぶっちゃけ出したいスキルで埋めちゃえばOKというイージーなシステム。 戦闘システムが無駄に難しくない点が非常にストレスフリーであり、また1~2週目くらいは真面目にスキル構成を考えたりするのがなかなか楽しめました。
基本的にはエロ重視なバランス調整ですが、おまけ部分のゲームが意外に楽しめる素晴らしい作品です。 ボリューム的にも苦にならずサクッと楽しめる分量で、かつストーリーも無駄に暗くなったりしないのがグー! 意外なほどにストーリーがしっかりしているので単純にエロ目的でなくても遊びたくなってしまうほど。 攻略サイトを見ずにトゥルーエンドにたどりつくのはちょっとむずかしいかもしれないけど、周回プレイが楽しいので是非最後までプレイして欲しい一作。