アメリカが産んだ合理主義的戦車、それがM4Sherman。 走・攻・守のバランスが良く「中戦車らしい中戦車」の代表格みたいなやつ。
辛く厳しいLee先生の教えの後に待っていたのは最高の戦車だった!
・優れた機動性 最高速度こそそこまで高くないものの、瞬発力があるため走りだしが非常に快適。 またそこそこ小回りが効くため動かしていてストレスを感じることが少ない。
・好みに応じて選択のできる主砲 最終砲候補は所謂10榴の105㎜ M4もしくは76㎜ Gun M1A1のどちらか。 プレイスタイルや腕に応じて好みの砲を選択するのが吉。 またM4独自の特徴として砲の可動範囲が非常に広い(-12°/+25°)という点が挙げられる。 特に俯角-12°は他国にはないアドバンテージであり様々な地形で攻撃のチャンスを生み出してくれる。
105㎜ M4 Tier5戦場ではおなじみの10榴。こちらはHE弾をメインに使用する。 軽装甲の車輌や格下相手なら一撃必殺も狙うことができ、また格上相手にもそこそこのダメージを出せるお手軽砲。 モジュール破壊や嫌がらせの履帯切りにも活躍し、うまく側背面を取れればHEAT弾の貫通も狙えるナイスなアイテム。 しかし劣悪な精度・弾速・照準時間によって遠距離での戦いはかなり厳しい。 若干ではあるがドイツの10榴に比べてリロード速度で劣っていることに注意。
76㎜ Gun M1A1 こちらはAP弾をメインに貫通を狙ってダメージを与えていくタイプの砲。 威力と貫通のバランスが良い反面、同格MTの砲の中でも精度やDPMの面で厳しいので扱いには慣れが必要。 貫通さえ狙えれば10榴よりも安定したダメージが望めるが、金弾の使用や敵の弱点把握などちょっと上級者向け。
・安定した防御力 中戦車なので最低限の防御力にとどまるが、それでも必要十分である。 車体前面50㎜の装甲は格下の機関砲程度なら安定して弾く事が可能であり、自身の装備する10榴も非貫通で耐えうる。 砲塔装甲に関しては無敵の石頭時代は今は昔…現在は概ね80㎜程度の防御力になっているので過信は禁物。 狙い打たれれば貫通するが甘い弾は弾くかも、くらいに考えておこう。 しかし優秀な俯角から生み出されるハルダウン戦法はM4の粘り強さの秘訣。 装甲に頼ることなく地形を活かして戦うのがM4のキモなのだ。
・拡張パーツ選び とりあえずラマーで1枠は確定でいいんじゃないかな。 残りの2枠をお好みで選んでみよう。
ガンレイ 10榴にしろ76㎜にしろ照準時間が長めなので少しでも絞り込む時間を短くしたい場合はコレ。 高級装備砲垂直安定装置に比べると効果が実感しにくいものの、装備している時としていない時では結構な差がある。
換気扇 迷ったらコレその1。とりあえず全体的なパラメータが上昇するので装備しておいて損はない。 しかし効果が実感しにくいのもまた事実。
レンズ皮膜 迷ったらコレその2。Tier5帯では割りと視界範囲の長短に差があるので装備していると意外なところで役に立ったりする。 100%搭乗員+改良砲塔+レンズ皮膜で視認範囲400mを超えるのでちょっとした頭出し偵察もこなせるようになるぞ。
・砲選び 選べるって書いたけどぶっちゃけ10榴が安定なんじゃないかな… 実際のところ76㎜砲は精度や照準時間はともかくとしてDPMの面でかなりつらい。 というのも四号H型の7.5cmのDPMでさえ1650。T-34の57㎜Zis-4にいたっては2218。 それに対して我らがM4の76㎜砲は1437。俯角12°という他国にないメリットがあるとはいえこの数字はかなり厳しい。 AP弾は10榴のHE弾と比べてオブジェクトを貫通して攻撃できることや(所謂壁抜き)、大口径榴弾砲にはない優れた弾速や弾道特性があるとはいえかなり上級者向けなのもまた事実。 迷ったら10榴でとりあえず戦ってみるのがオススメ。