タイトル:星屑 サークル:RPGつくり隊
●えっちなことができる、王道長編RPGです。
ヒロインに関しては純愛・寝取られ・覗き・(他の男に)触られ・陵辱他。 プレイヤーはモン娘・姫・ロリ系・天使・人魚・巨乳っ娘等、 色んな女の子たちと浮気ができます。 浮気をするかどうかは、プレイヤーの自由です。 (体験版では、一部のHシーンと 二人の旅立ちまでをプレイできます) H関連の基本CG枚数は70枚です。 差分や立ち絵等も含めると100枚以上になります。
●作品としてのテーマ 『純愛を経てからの寝取られ』です。 プレイヤーの行動が最適ではなかった場合、 本編後半で、ヒロインの心身は汚されていきます。
※純愛を貫くことも可能です(難易度高)。 ※前半でもヒロインが触られる展開がありますが、必須イベントではありません。 ※EDは、バッド/グッドの二種類です。 作品の趣旨として、普通のプレイングでは ほとんどの方がバッドエンドになるであろう 難易度調整をしてあります。
<長旅を通じて、 プレイヤーとヒロインは確固たる純愛で結ばれる。 だが、終盤二人は引き裂かれ――>
※両方のエンドを見るための総プレイ時間は、20時間前後が予想されます。
(DLsite.comより引用)
***注意*** 今回のレビューはファストレビュー的なところがあります。 筆者も最後までクリアしてないので内容は極めて不正確、また後日変更される可能性があります。
NTR特化型RPGとして「前半は純愛、後半は寝取られ」をテーマにした作品。 戦闘はコマンド選択ターン制のオーソドックスな内容で、大きな特徴としては特定の街や都市において単独行動ができること。 単独行動中限定のイベントが存在するため、とりあえず街を見つけたらパーティを解散してみよう。
基本的にはヒロイン+サブキャラの女の子と旅をすることになるのだが、その他にも多数サブキャラクターが出現する。 各都市やダンジョンではサブキャラとのイベントが起きることが多数ある。 エロイベントだけではなく、どうやらストーリーに関わるイベントがあるため積極的に探索するといいことがあるかも。
いつもなら一通りクリアしてからレビューすることを心がけているが、この作品はちょっと問題点が多い。 そのため実験的にクリア前のレビューを書いてみることとする。
・問題点1「ヒントが極端に少ない」 基本的には主人公たちはある土地にたどり着くために冒険をすることになるのだが、序盤~中盤に掛けていきなり広いフィールドマップにほっぽり出されることになる。 行けるところが一気に広がるため、次に目指すべき目標がわかりにくくかなりの時間フィールドマップをさまよい続けることに…。 FC時代のFF並にマップが広いくせに、ゲーム内に地図がないのもちょっと問題だ。(サークルのサイトには掲載されてるのが救い)
問題点2「エンカウント率」 このゲーム、シンボルエンカウントを採用しているので一応無駄な戦闘は回避することが出来る。 …のだが、各ダンジョンの通路がやたらと狭いため結果的にかなりの回数戦闘画面に入らなければならない。 幸い逃走成功の確率は高いこと、一度逃走した敵のシンボルはマップ上から消失することから、ひたすら雑魚戦を繰り返すハメになるということはない。
問題点3「エロイベントの頻度」 冒頭で書いたとおり、このゲームのテーマは「前半純愛、後半寝取られ」である。 …のだが、3時間ほどプレイしてやっとヒロインとのエロシーンが一回でたのみ。 たしかに純愛だけどさぁ!焦らしプレイが過ぎるんじゃないの!? ちなみにヒロインとの初エッチまでに主人公はサブキャラとエッチしまくる。 これ寝取られじゃなくて浮気ゲーなのでは…?
問題点4「バグが多い」 いや個人製作のゲームに対してバグが多いというのも野暮な気がするんだけどね。 進行不能になるバグだったり、パーティのキャラを蘇生できなくなったりと割りとクリティカルなバグが多かった。 特に、滅ぼされた村が復活して何事もなかったかのように生活が再開してるバグはちょっと笑ってしまった。 (バグに関しては当然後日アップデートで修正される可能性があります。)
テーマとしては非常に魅力的な作品であることは間違いない。 寝取られというシチュエーションをより魅力的なものに昇華するために、全段階である純愛部分-ヒロインと主人公の結びつきをより子細に描写するというのはかなり良いアイディアだと思う。 しかし、あまりにも終盤までヒロインとのエロシーンが少なすぎるため、かえって回りくどいだけの寝取られゲーになってしまっている。
また、これは好き嫌いの問題かもしれないのだが、かなり説教臭い文章やプレイヤーに対して憂鬱な感情を想起させる展開が多い。 詳しく書くことは控えるがキーワードとして「自爆営業」「ノルマ」「ブラック企業」「パワハラ」といったワードにピンと来る人は要注意。 なぜジーコでこんな気分に…と胸糞悪くなること請け合いである。
色々と問題点をたくさん書き連ねてしまったが、かなり気合の入った出来の作品ではある。 サブイベントの多さや隠し要素等、面白くなりそうな下地は整っている。 今後のアップデートで快適に遊べるようになれば…そう願ってやまない。