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> 35(t)の件 タミヤ風雲龍虎編
35(t)の件 タミヤ風雲龍虎編
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-''YOUはSHOCK!マジでモチベが落ちてくる'' #br #br さて、ではその役目を終えたキットがどれほどのモノだったかケンシロウしてみよう。 購入当時はブロンコもアカデミーもなくコレ一択だったので迷うことはなかった。 CMKだかなんだか知らないがあのTAMIYA☆☆だぜ!? ヒャッハー!間違いねーよ! …間違いだった。 #br #br 元のCMK版がどんなだったかは知らないがタミヤによる「機銃や装備品の一部はタミヤのパーツを追加し精密感が向上、 戦車兵のフィギュア1体と、アクセサリーパーツが付属」って聞くと 悪くないなって思うじゃん? 以下細かい売り文句を↓ #br #br ☆表面上の複数のリベットもモールドで再現されています ☆キューポラは本体部分が砲塔上部に一体成型され、これに視察口パーツ及び天蓋部パーツを取り付ける構造 ☆フェンダーは各所に存在する同車独特の横のラインのモールドを再現 ☆履帯は分割接着式 #br #br 悪くないよね。いい感じに聞こえるよね。 #br #br -''邪魔する分割 リベットひとつで ダウンさ'' まず車体が箱組なんだけどこれは各所に無数にあるリベットの再現の為だろう。 およそ7パーツで車体を組む事になる。 歪みとかはそんなに気にするレベルではないんだが「そこで分割しちゃう?」ってぐらいに面倒なところがある。 それがリヤパネルで、モールドされてるリベットのすぐ近くを分割線が走り、ギアケース(?)の一部にまでそれが及んでいる。 繋ぎ目消すのは必須だが非常に面倒な位置に来ちゃってる。 難しい訳ではないんだけど手間と時間とちょっとだけ神経を使う作業だ。 この瞬間、純タミヤ製でないことを思い出す。 #ref(./9.JPG,40%) ※車体後部。甘いリベットモールドの側を分割線が南斗水鳥拳のごとく横一線に走る(記録用)。 #br #br そして売りであるリベットのモールドがどうにも立体感のない箇所がある。 車体後部と車体前部側面のソレである。 スライド金型を使ってるわけではなさそうなので金型の抜き方向的に限界なのだろう。 流し込み接着剤を全体に筆で塗ったようなダルさ具合に経絡秘孔を突かれたようになる。 モールドを削ぎ取っての植え直しを強いられるのであった。 この瞬間、純タミヤ製でないことを思い出す。 #ref(./11.jpg,40%) ※車体後部上面の容赦無い分割線。左右上中央でリベットのメリハリが違うのがお判り頂けるだろうか(記録用)。 #br #br -''車体を通る さまようコード今 熱く悶えて'' 実車は車体正面と左側面にライトコードが走り、目立つポイントになるのだが 当然ライトコードなんてものは付属していない。 組説には「市販の金属線でディティールアップするとよいでしょう」と天気予報のおねーさんみたいに書いてある。 午後から雨かぁ…そんな気分になった。 #ref(./4.jpg,40%) ※左ライト周辺。コードを追加してある。 #br #br -''すべてを可視 無残に飛び散る パーツさ'' キューポラは部品数少な目で簡単組立。 今の基準で「視察口パーツを取り付け」って言えばクリアパーツだと思うじゃん? しかし残念ながらクリアパーツではないんだなこれが。 比較的大き目の視察口を黒く塗ってごまかすか改造するかの2択事案が発生。 この瞬間、純タミヤ製でないことを思い出す。 #ref(./7.jpg,40%) ※キューポラ周辺。視察口はくり抜いて適当な透明部品を嵌めた。なぜか天蓋が浮いている。 #br #br -''砲との合いを守るため お前は穴あけ'' 砲身は先端のマズルブレーキは左右2分割式で、表面上の複数の穴もモールドで再現されている。 見た目はそれほど悪くないが自分で穴を開けなければならないので 部品の小ささと相まって穴の数の多さと繋ぎ目消しに生気を奪われていくのを感じた。 #ref(./5.jpg,40%) ※社外品の金属砲身に交換。機銃はタミヤ製。 #br #br -''基準を 見失った'' フェンダーの横ラインモールドを再現…とか言ってるけど それ普通ですから。 再現が難しいものでもないだろうし、ウリにする箇所じゃないよねって。 ここまでくるとボリューム20%UP!(当社比)くらいに怪しく感じてくるのであった。 #br #br -''メリハリ忘れた履帯など 見たくはないさ'' 分割履帯は一体化された直線部分と機動輪・誘導輪のところの1枚分割履帯を接着する方式。 最近になってタミヤも採用し始めた方式だよね。 これを大昔太古の時代にCMKがその技術力をもって世に送り出していたのだ。 とはいえ所詮は菱形戦車宜しく現代では目劣りするレベルで 履帯のモールドにメリハリがなくやはりこれも流し込み接着剤をハケで塗りたくったようなダルさ。 ランナーを見ただけで切り出す気すら無くなるオーラを放っていた。 この瞬間、純タミヤ製でないことを思い出す。 #br #br -''金をとり戻せ'' 見た目が好きな車両だったのでなんとか完成させたいとの思いから社外品に手を出した。 日に日に死兆星が強く見え始めたが止まることはできない。 パッションモデルズの金属砲身と転輪セット、カステン・スゴイタカイリタイを購入、合計3500円程。 キット本体と合わせて6200円程。 俺はもう死んでいる。 #ref(./1.jpg,40%) ※石化した戦車兵と #br #br #br -''我が生涯に 一杯の悔いあり'' どれほど時間が経っただろうか、なんとか三途の川の畔で完成に漕ぎつけた。 出来上がってしまえばそれ程悪くはないし、タミヤ純正の新規パーツも良い塩梅に引き締めてくれている。 ただまぁ、もう一個作りたいかと問われればそんなことはなく 他二社の製品を購入するのがベストだよと答えるのみである。 #ref(./3.jpg,40%) ※後部。アクセサリーが小気味良い。なぜかジェリカンラックは寸法が合わないので調整。 #br #br #br #br
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-''YOUはSHOCK!マジでモチベが落ちてくる'' #br #br さて、ではその役目を終えたキットがどれほどのモノだったかケンシロウしてみよう。 購入当時はブロンコもアカデミーもなくコレ一択だったので迷うことはなかった。 CMKだかなんだか知らないがあのTAMIYA☆☆だぜ!? ヒャッハー!間違いねーよ! …間違いだった。 #br #br 元のCMK版がどんなだったかは知らないがタミヤによる「機銃や装備品の一部はタミヤのパーツを追加し精密感が向上、 戦車兵のフィギュア1体と、アクセサリーパーツが付属」って聞くと 悪くないなって思うじゃん? 以下細かい売り文句を↓ #br #br ☆表面上の複数のリベットもモールドで再現されています ☆キューポラは本体部分が砲塔上部に一体成型され、これに視察口パーツ及び天蓋部パーツを取り付ける構造 ☆フェンダーは各所に存在する同車独特の横のラインのモールドを再現 ☆履帯は分割接着式 #br #br 悪くないよね。いい感じに聞こえるよね。 #br #br -''邪魔する分割 リベットひとつで ダウンさ'' まず車体が箱組なんだけどこれは各所に無数にあるリベットの再現の為だろう。 およそ7パーツで車体を組む事になる。 歪みとかはそんなに気にするレベルではないんだが「そこで分割しちゃう?」ってぐらいに面倒なところがある。 それがリヤパネルで、モールドされてるリベットのすぐ近くを分割線が走り、ギアケース(?)の一部にまでそれが及んでいる。 繋ぎ目消すのは必須だが非常に面倒な位置に来ちゃってる。 難しい訳ではないんだけど手間と時間とちょっとだけ神経を使う作業だ。 この瞬間、純タミヤ製でないことを思い出す。 #ref(./9.JPG,40%) ※車体後部。甘いリベットモールドの側を分割線が南斗水鳥拳のごとく横一線に走る(記録用)。 #br #br そして売りであるリベットのモールドがどうにも立体感のない箇所がある。 車体後部と車体前部側面のソレである。 スライド金型を使ってるわけではなさそうなので金型の抜き方向的に限界なのだろう。 流し込み接着剤を全体に筆で塗ったようなダルさ具合に経絡秘孔を突かれたようになる。 モールドを削ぎ取っての植え直しを強いられるのであった。 この瞬間、純タミヤ製でないことを思い出す。 #ref(./11.jpg,40%) ※車体後部上面の容赦無い分割線。左右上中央でリベットのメリハリが違うのがお判り頂けるだろうか(記録用)。 #br #br -''車体を通る さまようコード今 熱く悶えて'' 実車は車体正面と左側面にライトコードが走り、目立つポイントになるのだが 当然ライトコードなんてものは付属していない。 組説には「市販の金属線でディティールアップするとよいでしょう」と天気予報のおねーさんみたいに書いてある。 午後から雨かぁ…そんな気分になった。 #ref(./4.jpg,40%) ※左ライト周辺。コードを追加してある。 #br #br -''すべてを可視 無残に飛び散る パーツさ'' キューポラは部品数少な目で簡単組立。 今の基準で「視察口パーツを取り付け」って言えばクリアパーツだと思うじゃん? しかし残念ながらクリアパーツではないんだなこれが。 比較的大き目の視察口を黒く塗ってごまかすか改造するかの2択事案が発生。 この瞬間、純タミヤ製でないことを思い出す。 #ref(./7.jpg,40%) ※キューポラ周辺。視察口はくり抜いて適当な透明部品を嵌めた。なぜか天蓋が浮いている。 #br #br -''砲との合いを守るため お前は穴あけ'' 砲身は先端のマズルブレーキは左右2分割式で、表面上の複数の穴もモールドで再現されている。 見た目はそれほど悪くないが自分で穴を開けなければならないので 部品の小ささと相まって穴の数の多さと繋ぎ目消しに生気を奪われていくのを感じた。 #ref(./5.jpg,40%) ※社外品の金属砲身に交換。機銃はタミヤ製。 #br #br -''基準を 見失った'' フェンダーの横ラインモールドを再現…とか言ってるけど それ普通ですから。 再現が難しいものでもないだろうし、ウリにする箇所じゃないよねって。 ここまでくるとボリューム20%UP!(当社比)くらいに怪しく感じてくるのであった。 #br #br -''メリハリ忘れた履帯など 見たくはないさ'' 分割履帯は一体化された直線部分と機動輪・誘導輪のところの1枚分割履帯を接着する方式。 最近になってタミヤも採用し始めた方式だよね。 これを大昔太古の時代にCMKがその技術力をもって世に送り出していたのだ。 とはいえ所詮は菱形戦車宜しく現代では目劣りするレベルで 履帯のモールドにメリハリがなくやはりこれも流し込み接着剤をハケで塗りたくったようなダルさ。 ランナーを見ただけで切り出す気すら無くなるオーラを放っていた。 この瞬間、純タミヤ製でないことを思い出す。 #br #br -''金をとり戻せ'' 見た目が好きな車両だったのでなんとか完成させたいとの思いから社外品に手を出した。 日に日に死兆星が強く見え始めたが止まることはできない。 パッションモデルズの金属砲身と転輪セット、カステン・スゴイタカイリタイを購入、合計3500円程。 キット本体と合わせて6200円程。 俺はもう死んでいる。 #ref(./1.jpg,40%) ※石化した戦車兵と #br #br #br -''我が生涯に 一杯の悔いあり'' どれほど時間が経っただろうか、なんとか三途の川の畔で完成に漕ぎつけた。 出来上がってしまえばそれ程悪くはないし、タミヤ純正の新規パーツも良い塩梅に引き締めてくれている。 ただまぁ、もう一個作りたいかと問われればそんなことはなく 他二社の製品を購入するのがベストだよと答えるのみである。 #ref(./3.jpg,40%) ※後部。アクセサリーが小気味良い。なぜかジェリカンラックは寸法が合わないので調整。 #br #br #br #br