Top > アオシマ ヤクトパンター製作記~管理人からの贈り物ver~

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 更新を分かりやすくするため、前回までの分は折りたたんでいます



< 7/2 最終更新 >ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



みなさんこんにちわはー。
今回でアオシマ・ヤクパンは終了です。終了させます。させるんです。


  89.jpg
「完成する」に入れてくれた4人のとしちゃんの期待に応える為に
「しない」に入れた19人のとしちゃんの期待(?)を良い意味で裏切れるよう詰め詰めで行きます。
なので昼休憩も取らずにスレも碌に見ることなく作業に没頭しました。
さてさて…。



前回で組み立てはほぼ終わっていたのですが、まだ少し残っていますのでやっつけます。



68.JPG 
付属のゴム履帯を改めて紹介しておきますと
隣に並べた白い履帯が1/35スケールの物ですが、まぁ…似てませんよね。
眼を細めて薄めで見ると…まぁ…似てませんよね。
アマゾン・レビューには走行させると左側が外れやすいとありましたが、
センターガイドも無いのでまぁ、そういう事でしょう。



69.JPG 
牽引ワイヤーを適当な線を剥いて自作しました。
本当は市販のステンレスワイヤーを使いたかったのですが
月末恒例の経済破綻の為に購入出来ませんでした。
剥いた銅線を適当な太さに束ねて(今回は9本)、解けないようにハンダでコーティング。
多少固くなりますがクセをつけるには十分です。
タグの部分はキットを使い、適当なプラ棒を噛まして接続します。



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コントロールボックスの組み立てです。
操作レバー部と基板、外装から成り、レバーの可動部にグリスを塗布します。
外装にはネジや何かのメーターがモールドされており、不必要に子供心を掻き立てて来ます。
時間があれば塗装して遊びたいですね(結論を言うとその時間は無かった)。



さて…ここからは苦手で嫌いな塗装に入ります。
本当に時間が無いので…



72.JPG 
コンプレッサーを職場に持ち込んで塗装作業をすることにしました。
充満するシンナー臭は気合で誤魔化します(換気扇無し)。


で、折角なので今回はWoTと同じ塗装パターンに挑戦してみます。
ヤクパンの生産時期を考えると「複色暗分割迷彩」が良いのですが
塗り分けている時間も技術も無いので、戦争末期らしい簡単そうな「複色明ゼブラ迷彩」にします。
90.jpg → 91.jpg
           こっちで

さらに、最近巷で流行り出している「ヘアースプレーを使った塗装剥がし」技法にも挑戦します。



92.jpg
WoTのモデルではジャーマングレーをベースに、黄・緑・茶の三色が直線的に塗られていますね。
で、結構あちこちの塗装が剥がれて下地のグレーが見えてしまっています。
これを再現するため、とりあえずグレーを全体に塗装して
その上からヘアスプレー「ケープ」(カミさんの所有物)を吹きました。



73.JPG
で、大胆に失敗したところです。
ヘアースプレーの吹きかける量が多かったらしく、
次に吹いたイエローが吹き付けた瞬間からヒビ割れるというアクシデントが発生。
あまりにも動揺してしまい、写真を撮るのを忘れるほど。
慌ててヘアースプレーごと水で洗い流した時の写真です。
うーん、ヘアースプレーを3回吹いたけど多すぎたのか…。
ちゃんとようつべで前もって予習したんだけどなぁ…。


因みに下地のグレーはグラデーションをかけて「なんちゃってモジュレーション塗装」をしてみましたが
下手糞すぎて全く機能しませんでした。



74.JPG


ここで簡単に「ヘアースプレー剥がし」をざっくりと紹介しておきます。
これは実車における塗装の剥がれを、模型で再現しようとする技法で、海外のモデラーが考案したそうです。
実車がそうであるように、下から順に色を変えて塗装していくのですが
剥がしたい塗膜の下に予めヘアースプレーを吹いておき、
次の色を乗せた後に筆に水をつけて擦ったりすることでヘアースプレー成分を溶かし
その上に乗った色を剥離させるというものです。


実際に塗装が剥がれるのですから制御の難易度はあれど、リアルな事この上ない仕上がりになります。
ただ、実際初めてやってみて分かったのですが
吹き付けるヘアースプレーの量がこちらの狙った剥がし量と釣り合いが取れていないと
上記のように塗料が含む水分で勝手にヒビ割れてしまいます。
また、ヘアースプレー上1層は剥がしやすくても、
それ以上の層になると途端に剥がれにくくなるあたり、コントロールがシビアに感じました。
今回は3色塗装なので剥がれにくい事を予想して多めに吹いたのですが
3回吹きかけて失敗、2回吹きかけても失敗、1回吹きかけでようやく次の色が塗装できるようになりました。
時間があればもっと研究したいところではありましたが…。



75.JPG 76.JPG 
説明が長くなりましたが、ヘアースプレーの上からイエローを吹いた状態です。
で、クライアントを立ち上げてCGモデルを参考にしながら乾燥後にマスキングをしました。
途中、フレンドから招待が飛んできましたが物理的に手が離せず…。



77.JPG 78.JPG 
その上からグリーンを吹いて、乾燥後にマスキングしたところです。
フレンドから引っ切り無しに招待が届きますが
参加できない理由を英語で説明する能力は無く…。



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ブラウンを塗装したところです。
これが一番上の層になるので、これ以上のマスキングは不要になります。



79a.JPG  
恐る恐るマスキングテープを剥がしました。
うーん、まぁこんなもんか。
時間的猶予が無いからかなり直線っぽくなっちゃったな。
もうちょっと手作業らしくうねらせたかったけど、やり直す時間と根気が無いので次に行きます。
いよいよこの塗装を剥がす時がやってきました。



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まぁ、大失敗ですわ。
はい。
一番上の層のブラウンがまーーーーーぁ剥がれないったらありゃしない。
硬めの筆でチマチマやってたら到底間に合わないので
職場にあったスポンジヤスリ?でゴシゴシ落とす羽目に。
そしたら一層の黄色は景気よく剥がれてくれるんだけど、茶色がガンとして剥がれない。
さらにゴシゴシやったら、やりすぎて不必要な所まで剥がしてしまった…。
具体的には側面にある丸いケースの上と正面先端。
しかしやっぱり時間がないのでこのままで行きます!
ああああああぁ…。



81.JPG 82.JPG
ウォッシングをしたところです。
グレーの面積が…多すぎる…。
でも直せない!直せないんだ!!1!!
あ、ポリ製のハブキャップはガイアのマルチプライマーを塗りました。
これスゴイね。
かなり剥がれにくくなります。



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デカールを貼りますが、車両ナンバーを特に何も考えず組説通りに「101」にしようとしたら
「1」が2枚しか無いとか流石だなアオシマぁ!!
なのでWoTと同じようにナンバーは無しにして国籍マークだけにしました。



84.JPG 85.JPG
鉛筆で鉄の雰囲気を出してみます。
普段はあまりやりませんが、WoTモデルはやけにギラついた金属感が特徴的なので、この機会にやってみました。
ただ、やりすぎるとモデル自体が暗くなってしまうので注意が必要です。
というかやり過ぎた…。
あ、右のアップの写真だとわかりやすいんですが最上層のブラウンはしっかりと残って
最下層のイエローが多めに剥がれてしまっていますね…。



86.JPG
OVM等を接着して車体上部を決めてしまいます。
あー…うん…狙った色合いにはならずに暗くなってしまった…。
そこへ金属感でギラついて気味の悪い仕上がりに…。
自分色盲かってくらい彩色混色苦手なんすよ…ええ。
このあとどれだけリカバリー出来るのか心配です。



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ゴム履帯を汚します。
水にごくごく少量のアクリル薄め液を混ぜたものでピグメントを塗布します。
まぁどうせゴム履帯だし?
塗料喰いつかないし?
何やってもすぐ剥がれてくるだろうし?
そのうち自然とブチ切れるだろうし?
そもそもこのゴム履帯、消耗品でしょ?ならあまり真剣にやってもねぇ…?
…というマイナス思考に囚われつつサッサとやりました。
走らせれば走らせるほど奇麗になる履帯って…。



88.JPG
車体下部です。
まぁ雰囲気は悪くないですね。
懸念してたゴム履帯もそれなりにピグメントが喰いついてくれてますし。
ではいよいよ上部と下部の合体=完成となります!



アオシマ・1/48 ヤクトパンター 完成
※やや大きめの写真がありますのでPCでの閲覧をオススメします。
 いつもより小さいのは自信が無いからです。



ついでに今回も動画を用意させて頂きました。
宜しければご覧くださいませ。
「踊る大操作戦 THE FINAL」





最後の週は本当に忙しくてかなり妥協した次第です。
時間も無いのに新しい技法に挑戦するとかバカじゃねーのって思いますが
ええ、はい、全くその通りです。
で、なんでまた締め切り日を設定したかと申しますと
私的諸事情により7月の第一週から一週間、全く手が付けられない状況になるためで、
それ以後の製作だとモチベーションもテンションも落ちるだろうし
なんとかそれまでに仕上げてしまいたいとの事から、いつも以上の急ピッチで作業をしてきました。
お陰様で形にはなりましたが、塗装が狙い通りにはいかず自己採点で45点といったトコロです。
投票して頂いたとしちゃんズ、本当に有難うございました。
これもモチベを維持する貴重な原動力なのでこの場を借りてお礼申し上げます。



☆総評 
 組み立てやすさ  :☆☆☆
 TOY度      :☆☆☆☆☆
 スケールモデル度 :☆
 走行能力度    :☆☆☆☆
 アオシ魔度    :☆☆☆☆☆
 満足度      :☆☆☆


※☆1つで1点、各度5点で満点
※個人の感想です。
※時期をみて記事を一部再編集する予定です。






では、次回、カノーネンヤークトパンツァーでお会い致しましょう。
あ、そっちにもアンケートありますので合わせてご協力頂けたら嬉しいなって。


SEE YOU AGAIN!









コメント Edit


最新の10件を表示しています。 コメントページを参照 画像を非表示

  • ロンメル!ロンメル戦車じゃないか! -- 2017-06-11 (日) 15:20:47
  • 「そういうところだぞ」でダメだった -- 2017-06-25 (日) 21:05:05
    • アオシマを一言で表現できる素敵な言葉だと思いましたまる -- TRYz? 2017-06-25 (日) 22:05:40
  • アオシマクオリティがそこかしこで炸裂してて全俺が泣いた -- 2017-07-02 (日) 17:03:06
    • 初めて組んでこれだからアオシマニアだったらもっと拾って発狂してるだろうなぁ -- TRYz? 2017-07-02 (日) 22:16:13
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