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マーダー II
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ドラゴンから数種類のマルダーが発売されている。


  • 殺人許可証を手にいれた貂
    ドラゴンが2005年頃からティーガー極初期型のようなマルチマテリアルを同梱したキットを発売しはじめた。
    このキットもその流れをくんでおり、マジックトラックや金属砲身、エッチングなど必要な物は全て入っている。

    外観こそあっさりしたような印象を受けるマルダー2だが部品数は多く、細かい。
    組説はどのページも見てもギッシリ書き込んであるので部品の組み忘れや組間違いには注意が必要だ。
    戦闘室は当然としてミッションや操縦席周りもしっかり再現されている。
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    ※戦闘室周辺。奥に操縦席と変速機が見える。

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    ※無線機周辺。部品点数が多く、入り組んでたりもするので組み立てに手間取るだろう。

    車体下部はコの字型になっていて前後の装甲板を貼り付ける。
    操縦席周りは細かく、フットペダルなども再現されている。
    組立自体は問題ないが変速機の収まりが悪いので擦り合わせをしっかり行い、
    サスペンションや転輪はピタっとは決まらずグニャグニャなので慎重に組もう。
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    ※前方のハッチを開けると変速機が見える。ハッチは開閉選択式だが摩擦を利用して任意の位置で固定できる。

    マズルブレーキは3種から選択、砲身をプラ製か金属かを選べたり、
    木箱、自動小銃、砲弾ケースなど付属品も豊富だ。
    好みに応じて取捨選択できるのはありがたい。
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    ※砲弾ケースは数本付いており、開閉も選べる。

    精密に再現され、同梱物も多く豪華なキットであることに間違いはないが
    正直なところ初心者にはあまりお勧めできない。
    多くの戦車模型にある「これとこれとこれを終わらせると全体像が見えてくる」ということが無く、
    モチベーションを維持しにくいかもしれない。
    またオープントップ車両はどうしても細かくなりがちでこの車両もその例にもれず、
    砲と車体のクリアランスもギリギリで全体的に組み辛く感じるだろう。
    車外装備品のクランプはエッチングを使うよう指示されているが慣れていないと大変なので、
    もっと手軽にマルダー2を組みたいというならタミヤ版を選択肢に入れてもいいだろう。
    それらを乗り越えれば小柄ながらも見応えのある逸品に仕上がるはずなので
    是非がんばって完成まで漕ぎつけてほしい。
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