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今月の逸品(10月)
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毎月1点、ボックスアートを紹介・展示していくコーナーです。



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  • MENG:ドイツ Panzerhaubitze 2000 自走榴弾砲

任務は前線への支援
不意を突く一手を決めるべく緻密な計算を繰り返し
淀みなく一通りの手順を終えたのちトリガーに指をかける
轟音と共に撃ち出された鉄鋼は悪意を持って標的に迫り痛烈な一撃で灰に帰せる
時に戦場の女神と呼ばれる彼らはその雷をもって兵士の前に姿を現す
簡単な事ではない
全ては計り知れない修練を積んだ結果だ
目標を捉え続ける為に迅速に装弾し必要に応じて細目に移動する
コーヒーなんて飲んでいる暇はない
安全かだって?

戦地後方とはいえ周囲の警戒は怠らない
鋭い視線を感じたらそれはもう手遅れだ
我々は反撃の暇も与えられず灰になる
かつて自分たちがそうしてきたように



長砲身が冴える縦長構図と背景の蒼い空が印象的な1枚。
足元の草はやや黄色味を帯び、遠景の木々にも同じように季節の変わり目を感じる。
しかし雲行きは怪しく変化し、森の奥からはこちらを窺う微かな気配…。
それを察知したのか否か、移動を開始する寮車。
華やかなその舞台裏で穏やかではない何かが起きようとしている。







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